年金の繰り上げ受給は果たして得なのか? [政治・行政]
65歳から受け取れる年金を60歳から繰り上げ需給する方がいる。年率で繰り上げ需給1年に付き6%の減額なので30%削減額が支給されることになる。
老齢基礎年金は、原則として65歳から受け取ることができますが、希望すれば60歳から65歳になるまでの間でも繰り上げて受けることができます。
繰上げ減額早見表によると、60歳から受給すると65歳から貰う分の30%減となる。
損益分岐点の年齢を算出したい。60歳で70、65歳で100貰えると想定、一次方程式を組んでみる。
70×5+70X=100X
X≒12
すなわち、77歳までは繰り上げ受給した方が得、それ以降は65歳から貰った方が得となる。
ちなみに90歳時点で比較すると、
繰り上げ受給者 70×30=2100
65歳からの受給者 100×25=2500
20%近い差が出る。
平均寿命が伸びている中で、現時点で安易に繰り上げ受給するメリットはない。
ただし、2022年4月から減額率が0.5/月から0.4/月に変更となるそうだ。
2022年4月から減額率が0.5%→0.4%に!
この措置により、このサイトの試算による損益分岐点は、60歳受給開始では80歳10カ月となるそうである。
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