お薬手帳という薬局ビジネス [社会動向]
薬局に行く際、お薬手帳を持たないで行くと、1回当たり40円負担額が増えるそうである。
「たった40円でしょ?」お薬手帳を持つ人と持たない人、医療費の差を計算してみた
約40%の人が、お薬手帳を所有していない。
6割超えお薬手帳の所有率でも、活用層は全体の約3割に留まる
お薬手帳を持たない人は、健康体の人が多い。
「お薬手帳を持っていない」理由(自由回答一部抜粋)
複数の薬を服用することがない(31歳/男性/建設・土木/営業関連)
あまり薬を飲まない(30歳/男性/フリーター)
お薬手帳が導入されてから病院のお世話になっていないので、入手する機会がなかった(38歳/女性/専業主婦)
面倒だから(43歳/女性/建築・土木/事務・企画・経営関連)
そこまで頻繁に病院へ行かないし、常用している薬がないのであまり必要性を感じない(25歳/女性/食品/専門職関連)
ただ、40%の人がお薬手帳を持たないで薬局に処方箋を持って行っているとなると、無駄な出費としての自己負担額はどれくらいになるか。
人口の40%が5000万人、負担率30%、年間4回通院と仮定し、試算してみた。
自己負担額
5000万人×4回×40円=80億円
健保負担額
5000万人×4回×80円=160億円
合わせて、240億円もの金が、お薬手帳を携行しない場合、薬局に支払っていることになる。
医療費無料の生活保護者、医療費1割負担の後期高齢者、外国人の健保加入者は、きちんと、お薬手帳を持参して薬局に行っているのであろうか。
医療費的に優遇されている人たちが、お薬手帳を持参しない人がウエート的に多い場合、お薬手帳を持参しかつ3割負担の人にその分の費用を余分に負担させている可能性があるような気がしてならない。
特に、健康保険を他人に貸していると思われる人たちがお薬手帳を持っているのか、疑っているのである。
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