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本格的にガーデニングするようになったきっかけ [ガーデニング]

三つのきっかけがあって、本格的にガーデニングをすることとなった。庭の整理のついでに、ボランテイアで近所の十個前後の街路の花壇の草むしり、水遣り、植え替えなどの作業も続けている。



最初のきっかけは、戸建て新築直後に、隣に住む(1本1万円以上はする高級洋酒を何本もくれる、元役人)老夫婦から、私の庭に花がないのは寂しいので花を植えるようにと言われたことであった。言われた当初、私は花にまったく興味がなく、勤めていた会社が許認可上大変お世話になった元役人からの命令だと思い、ネット通販のカタログを取り寄せ、一株千円する宿根を購入しようと考えるに至った。


二つ目のきっかけは、海外出張の折、本場イギリスの有名なイングリッシュガーデン、いわゆるボーダーガーデンを見る機会が何度かあった。帰国前に立ち寄った、ロンドンのセルフリッジという有名デパートで、偶然、ガーデンデザインの本を見つけ、二冊購入したことである。今も、ガーデニング雑誌、ノウハウ本など、引続き購入し参考としている。


三つ目のきっかけは、種苗会社などのネット通販などで購入した宿根の苗が、二十年近く経過し結構な大株となり、株分けに成功するなど、本格的にガーデニングするに必要な量が確保できたことである。


庭園鑑賞経験、ネット通販情報、宿根の株数確保、この三つが揃わないと、ガーデニング、街路花壇管理には結びつかない。


ネット通販で購入したもの、貰ったもの、会社帰りにコツコツ買ったものなどを併せると、全部で百種類以上になった。植物の名前は植物図鑑等を購入、一年がかりで花の名前を特定できるようになった。毎年数品種買い増ししている。


ただ、仕事で激務続きの時代に隣人から殺風景な庭の様子について苦情を言われたこと、許認可で御世話になった役人からの命令だと思って通勤電車の中で種苗会社のネット通販カタログの中から何を購入しようか思案したこと、今現在の生活においてガーデニングが主たる趣味となることはまったく予想しないことだった。


さらに、通勤電車で種苗会社のネット通販カタログを読んでいる私にとって驚きだったことは、宿根カタログに見入っている私に楽しそうに話しかけてくる年配の人に何人か出会ったことである。いつもしかめっつらして電車に乗っていた私の意外な一面を知って話しかけてくれたのであろう。


当時は、仕事で悪戦苦闘していた時代、宿根カタログを見ているだけで癒された気がした。花は人と人を繋ぐ絆みたいな存在と思うようになった。


ただ、ネット通販の場合、一品種一株のもので送料込みで大体千円はする。家のローンの返済もあり、同じ品種を数株もまとめて購入する余裕はない。一株のものを数十株に増やすのは簡単ではないし時間がかかる。そこで、十年後の庭をイメージし、欲しいもの好きなものではなく、イングリッシュガーデン風にアレンジした場合、家の雰囲気にフィットしそうな丈の高い宿根中心(高さ数十センチ)に的を絞った。


みそはぎ(丈70cmくらい)

みそはぎ20210713.jpg


カンパニュラ(丈1メートル)

カンパニュラ20210713.jpg


しかし、一方で、綺麗な花が咲くとつい我慢できず、株数を増やそうと夏場に無理して移植を敢行、枯らしてしまったことが何度かある。雪解け水がなかなか抜けず、根腐れした宿根もある。ききょう、ジキタリス、白蝶草などが該当する。ただ、一株千円のネット通販の宿根は、一株千円もするという意識が常に離れず、千円も払って買い直すのがもったいないと思ったためか、無理をさせず今に至っている。


いろいろ失敗した経験など振り返り、ガーデニングとは、最低でも十年、長くて二十年かけて庭のレイアウトを決めつつ植物を植え替えする、知的な作業と思うようになった。



ちなみに、我が庭のスペースは庭、隣地との仲小路、家の正面、三箇所計、三十坪前後。地元の気候に合う日本の宿根等を組合わせた、イングリッシュガーデン風の張芝付きボーダーガーデンを目指している。


庭の画像(芝の左側に、プリムラ、風知草を配置)

庭20210713.png

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