「美しいが決して行ってはいけない国」の話 [国際情勢]
地球上にはいろんな国がある。人が荒らさなければ、薪のために木を切らなければ、戦争がなければ美しい国はいたるところにある。その中で、アフガニスタンがそうではないかと思うようになった。
中村哲医師が進めた運河の風景画像をみたことが最初のきっかけとなった。
中村哲さんとは誰?アフガニスタンの用水路で有名になった理由
100の診療所より1本の用水路を!医師「中村哲」の生涯
中村哲氏が命を狙われた原因は水路を引いた地域の水利権絡みだとされる。美しい国土はおいしい水があり実現するものだが、アフガニスタンは紛争が相次ぎ、水が革命のための資金源となったそうである。不幸が更なる不幸を生んだようだ。このままだと、いつまでも解決されることはない。
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山岳地にまで沙漠が広がるアフガニスタンでは、水が高く売れる。ところが、中村哲が運河などもどんどんひくので、沙漠が緑地になったりしているところもあって、この先、まだまだ水を引くといっていたので、水を売る商売ができなくなった人たちに襲撃された。しかも、革命派のなかにも水を売る人たちがいたため、彼らにとって水は革命のための資金源でもあった。彼らからしてみると、沙漠を緑地に変えられることで、資金源を断たれていた。加えて、ローカルのNGOたちが、地元であまり信用されなかったのに対して、中村哲医師は感謝され信用されていたため、その憾みもあった。
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試しに、「アフガニスタンの美」(谷岡清)を読んでみた。
人物特徴的には、アジア的な雰囲気をややスマートにしたものが目立つ。
16世紀の庭園が修復されたとの情報もある。もともとあった自然が素材として美しい国である証左と思う。
カブールに16世紀の庭園が復活、5億円かけ修復
アフガニスタンについて、忘れられないほど美しい場所、行ってははいけない国だとするサイトまである。
【行ってはいけない国】忘れられないほど美しい場所「アフガニスタン」
渡航者続出となりそうな地域ではあるようだ。
せめて見るだけに留めたい。
在アフガニスタン日本大使館は「退避してください。渡航は止めてください。」との危険情報を発出している。「目的のいかんを問わず渡航を止めてください。」と呼びかけている。(https://www.afg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)
人間が荒らさなければ、紛争がなければ、自然が保護されていれば、見渡す限りの草原一杯に花が咲く、アフガニスタンはそんな国であるような気がしてならないのである。
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