ネットショッピング時代のリスク対策 [日常生活]
ここ2~3年、ネットショッピング比率が高まり、リアルの店舗で購入する機会が激減しつつある。
一方で、詐欺メール、フィッシングサイト誘導目的のメール、SMS等、受信件数が増えてきた。
経験したことはないが、ネット通販サイト等で個人情報漏れに起因する、クレジットカード不正請求等のケースがある。
こうした状況を踏まえ、目下、手探り状態で取組んでいるリスク対策について述べさせていただく。
・クレジットカードの使用分散
ポイントを貯めるために、1枚のカードにクレジット決済を集中化することが一般的だが、私はリスク対策のためにその逆を選んでいる。
たくさんクレジットカードをつくって一体どうするつもりなのかという疑問をお持ちの方がおられるかもしれない。一般的に言えることだが、ネット通販が普及した時代、表面化してはいないが意外に不正利用被害が発生している。そこで、アマゾンでのショッピングについてはアマゾン専用のクレジットカード、楽天は楽天専用のクレジットカードにて対応する必要がある。書籍は書籍専用、音楽は音楽専用のクレジットカード、セシールやニッセンを利用するなら専用のクレジットカードとするのである。
事前に決済手段を分散しておけば、万が一の時に困る確率は確実に減るはずである。
・電子マネーの使用場所の固定化
電子マネーは便利だが、落とし物してしまった場合に備え、電子マネー使用場所、店舗を限定するにしている。スマホはフェリカ対応には一応しているが、万が一に備え、必要最小限の入金しかしていない。
・端末リスク分散
パソコン、スマホもそれなりのリスクを抱えている。所持しているパソコンの中で、1台のWIN10のパソコンは、OSアップデート対応のせいで、一カ月程度使用不能状態に陥った。次にどんなトラブルが起きそうか予想すると、端末1台に機能集中する気がしない。
スマホについては、長期間使用に伴いバッテリー劣化は避けられない。スマホ最大の弱点はバッテリーである。そこで、使わなくなったスマホを下取りなどに出さず、メルマガ受信専用、ゲーム専用、YOUTUBE閲覧専用に使うことなどが考えられる。
同様に、ネットショッピングについてはショッピング時に使用する端末とそうでない端末を区別しておくべきということになる。
パソコン、スマホともそれぞれ複数所持し、それぞれ使用用途を明確化、運用区分して使用することが現実的と思う。
・ブラウザリスク分散
ネットショッピング用のブラウザ、金融取引用のブラウザ、ネットサーフィン用のブラウザを別にすることで、情報管理しやすくなる利点がある。
・メールアドレス分散
個人情報漏洩、フィッシング対策等としてメールアドレス分散する方法がある。一つのメールですべて対応しようとすると迷惑メールが増えるだけでなく、そのメールが使えなくなった場合に困ることとなる。
突然メールアドレスが乗っ取られ、利用不能となり、右往左往する事態は避けるべきと思う。そう考えると、メールアドレスは1人20個くらいは所持すべきかもしれない。
・パスワード分散
維持管理上、手間がかかることだが、やらないよりもやっておいた方がいい。仮に一つのパスワードが盗まれても被害を最小限に防ぐことができる。メール、取引に係わるパスワードは別に設定、登録情報等をメモ等により管理することは必須となる。
まとめとなるが、「便利さ」と引換えに広範囲なリスクに晒されることは避けられない。分散するにしても情報管理の作業量は増える。ただ、集中化し過ぎた末に起きる破滅レベルのトラブルは回避できるのではないか。
よって、決裁手段、端末、ブラウザ、メースアドレス、パスワード等についてリスク分散することは当然の措置と考えるのである。
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