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宗教にはまる女性たち [社会動向]

ネット情報などから、安倍元首相暗殺犯の母親は統一教会の信者だそうだ。1億を超える寄付をしたことなどから、裕福な家庭で育った方のようだ。



実家や会社の土地も続々…山上徹也の母親が統一教会に寄付していた「5000万円資産」の中身





多感な青春期、宗教にはまった二人の女性に遭遇した。


一人は、統一教会のとある地方支部の広告塔みたいな人。もう一人は、普通のキリスト教の宗派を渡り歩く熱心な信者。



一人目から紹介させていただく。

出会った場所は、有名書店の入り口。書店に入ろうとして、一人の女性に呼び止められ、大学名等を聞かれた。年齢は3歳くらい年上。彼女は、給与が高いことで知られる有名銀行の行員。近く予定されている、集団結婚式の相手を探しているとのこと。爽やかで清潔感ある雰囲気、容姿等、結婚相手として、一見申し分ない人に見えた。出会った直後、手紙を頂いた。内容は、統一教会の教義そのままの文面が綴られていた。キーワード的には「サタン」が多かった。

私は、彼女が「サタン」という言葉を異常に使うことに違和感を持った。どんな宗教であれ、言葉の使い方は重要である。(今は、「サタン」とは、彼らが滅ぼしたい「日本」、「日本の國體」のことを指していると言われている)

彼女は、統一教会はキリスト教の一派であるとして私に話したが、聖書の概要を知っていれば、教義的には聖書とは乖離した宗教であることは明らかだった。つまり、彼女は、キリスト教の一派であるとした統一教会側の紹介をついうっかり鵜呑みにした可能性があるのだ。



二人目は、同級生。

彼女の家に2年ぶりに会いに行った際、びっしりと線引きされた聖書を見せられた。いろいろ話したが、彼女の心の扉を開けることは難しいことがわかり、しばらく距離をおくことにした。数年後、会いたくなって手紙を書いたところ、便箋数枚に、神を賛美する言葉がびっしり書かれた返事が来た。彼女の話によると、大学時代から宗教関係のツテで海外留学しつつ、いろんな宗派を渡り歩き、所属した団体それぞれにおいて幹事役みたいな役職についていた。今も宗教関係の仕事に就いているはずである。つまり、彼女の人生は、学生時代も今も、所属する宗派は変わろうと宗教と一体化しているのである。数年に一度、所属宗派を変えることから、青い鳥を探す信者みたいな気がする。

彼女からみて、私が時折陥る、はしかみたいな一夜の恋、軽い気持ちの恋心などは理解し難かったようで、付き合い続ける気が起きなくなった。彼女のことはずっと好きだったが、過剰に宗教に入れ込む、彼女の視点からの、宗教と介した男女関係に違和感を持ち、別の女性と婚約することにした。



二人に共通することは、なかなかの美人、社交的、育ちが良く、一般的には良い性格の人と思われていることである。


安倍元首相の暗殺犯の母親もおそらく、私が遭遇した二人の女性と似たタイプのような気がする。



おそらく、思想的に信じてしまったら疑うことをしなくなるのであろう。


宗教の怖ろしさはここにあるのではないかと、振り返って思う次第である。

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風の友

同感です!
by 風の友 (2022-08-10 17:40) 

駄洒落好きな庭師

青春時代の思い出の一コマを書かせていただきました。
結構な美人で性格が良いと思われている人がものの見事に引っかかるというか嵌るのは、困ったものです。
by 駄洒落好きな庭師 (2022-08-11 09:00) 

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