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ムターのヴァイオリン 程良く抑制された音楽美 [音楽・ドラマ・映画]

ヴァイオリンについては、趣味的にはBGM指向。ドラマチックな強調が少なく、演奏スタイル上の流儀が気になるほどでもなく、楽譜にやや忠実な演奏スタイルのヴァイオリニストのものを選んで聴くようにしている。


世界ランキングなるものが存在する。





バイオリニストランキングTOP30【世界一流のバイオリニスト】


第1位 アンネ=ゾフィー・ムター

第2位 ギドン・クレーメル

第3位 五嶋みどり

第4位 ヴィクトリア・ムローヴァ

第5位 チョン・キョンファ

第6位 諏訪内 晶子

第7位 前橋 汀子

第8位 堀米 ゆず子

第9位 千住 真理子

第10位 竹澤 恭子

第11位 ジャン=ジャック・カントロフ

第12位 ローラ・ボベスコ

第13位 徳永 二男

第14位 漆原 朝子

第15位 加藤 知子

第16位 藤川 真弓

第17位 古澤 巌

第18位 漆原 啓子

第19位 戸田 弥生

第20位 シュロモ・ミンツ

第21位 樫本 大進

第22位 ピンカス・ズーカーマン

第23位 チョーリャン・リン

第24位 ウート・ウーギ

第25位 アン・アキコ・マイアース

第26位 ジョシュア・ベル

第27位 数住 岸子

第28位 小林 美恵

第29位 フランク・ペーター・ツィンマーマン

第30位 川田 知子


日本人演奏家が結構居る。驚いた。CD売上げに占める日本市場の大きさを示しているはずである。

このランキングには不思議なことに名手と言われたイツァーク・パールマンは入っていない。

何が評価の物差しなのか、わかりにくい。


第一位のアンネ=ゾフィー・ムターの演奏はどうか。

全般的にあっさりめ、テクニック的に誇張することがなく、甘すぎず、さりげない演奏のものが多い。多分に自己主張が強い演奏スタイルのイツァーク・パールマンとは対照的。


私は、「どうだ、うまいだろ」みたいな強調されたドラマチックな演奏はあまり好きではない。

だから、アンネ=ゾフィー・ムターの演奏は、心乱されることなく聴ける。いろいろ聴いた中で下記CDはお気に入り。


ムター イエローラウンジ.jpg


ムター モーツアルトVC.jpg


ムター モーツアルトVC1.jpg

ムター モーツアルトVS.jpg

ムター 名曲集.jpg



ムターの演奏がきっかけとなって、今まで馴染みがなかったが他の演奏家のもので聴きこんでみようと思う曲が増えた。アンネ=ゾフィー・ムターがランキング一位の理由はその点にあるような気がするところである。

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