長い早朝を如何に過ごすか [日常生活]
やっと春が来た。
俗に「春眠暁を覚えず」と言われるが、それは午後7時にはベッドに入る早寝早起きの人には適用されない。
起きるのは、早い時で午前1時半、遅くて3時半。受験時代の生活も実はそうだった。夜中に起きだして勉強開始した。ここ10年ばかり、年に数回、早朝4時に登山開始することがある。登山をきっかけに受験時代の生活に戻った気になる。
ずっとこういう生活なので、早朝3時には起きているとして、その後どうやって過ごすのか。これが意外に難しい。外に出てやりたいことがあるが、外はまだ暗く、新聞配達の人が朝刊配達する時間と重なる。パトカーが午前4時前後に家の前を通過するので、不審者と思われることは避けたい。
そこで、この時間帯、通常は、パソコンと向かい合い、ブログ記事作成に取りかかるのが通例。が、最近、あまりパソコンに向かう時間が長すぎると腰に負担がかかることがわかってきた。目も疲れる。読書も辛い。
そこで、こまごまとした雑事をしっかりやることに切り替えることにした。
まず、歯磨き。丁寧にやれば5分はかかる。次に、毛布、タオルケットをきちんと畳む。かつて社員研修所勤務だったことを思い出し、研修所などでやってきたとおり自宅でもやる。
その次に、クスリ。目薬、喘息等。それが終わると、腹筋、体幹トレーニング(数種類のメニュー)、ラジオ体操2回、これだけやると、20分くらい。汗をかく寸前状態となる。
この時点で外が暗ければ、1回目の朝食。バナナ1本とヨーグルトを食べ、寒ければお茶を飲む。
で、なんとか日の出直前の時刻となる。
何か体を動かすことをしたいので、とりあえず、庭に出て、寝静まっている隣近所が気にならない程度の、あまり音がしない作業を行う。やや明るくなってから(暗さに目が慣れたところで)、通りの花壇周りの清掃、草むしり、移植等をやる。全部やってもキリがないので、自分の家の前、近所付き合いしている家の前の花壇程度としている。
ここまでやって、大体午前五時半。
その後、スコップ、手袋等を洗い、午前6時になる頃には家に戻り、2回目の朝食を始める。
これが、とある隠居生活者の早朝4時から6時の生活実態である。
「自分で相続放棄手続きする」という選択 [日常生活]
先日、家庭裁判所に行き、自分で相続放棄手続きを行ったので、その概要について、説明させていただく。
・相続放棄を考えるきっかけ
近年、被相続人・後妻と各相続人との人間関係が年とともに悪化。被相続人(父)と父の後妻から、相続放棄を持ちかけられその時点で同意したことから、相続協議の場で面倒なことに巻き込まれる可能性が強いと判断した。
・なぜ最終的に相続放棄を選択したか
理不尽な要求、迷惑事案が続出、少しばかりの遺産相続のためにしたくない親戚付き合い、法事等含め一切関わりたくなかった。
・相続放棄と相続分放棄の違い
相続放棄の他に相続分放棄という相続方法の選択もできるが、過去、相続人からの理不尽な要求に悩まされ、相続分放棄を検討する余地はなかった。
相続放棄した相続人の持分はどうなる?相続分の放棄の場合は?
・実際の相続放棄の手続き
用紙は、最高裁HPからダウンロード。作成要領、提出すべき添付書類の解説もある。
以下の二つのサイトの内容がほぼ理解できる人なら、司法書士に依頼するほどでのことではないことがわかるはずである。
相続の放棄の申述書(成人)
相続の放棄の申述
・必要証明書類等の確保
用紙記入し、被相続人の本籍地のある自治体窓口で必要書類等確認・入手してから、家庭裁判所に出向いた。自治体、家庭裁判所の窓口、どちらも身分証明書の提示を求められた。
自分の戸籍関係書類、被相続人の戸籍関係書類については、自分で相続手続き申請する人の場合、知ったかぶりせず所管の自治体窓口の助言どおり対応するのがベター。
・手続きのためにかかった費用
証明書類(自分の戸籍関係書類、被相続人の戸籍関係書類)併せて3通確保、費用は2000円弱、印紙代・印紙代等1000円ちょっと。司法書士に依頼すると4~5万円はかかる。3万円ちょっと節約できたようだ。
・今後の対応
提出した申述書が無事受付けられたので、以下にあるとおり、死亡後3カ月経過した時点で相続人に連絡するつもり。
2. 受理されたときは,どのような手続をすればよいのですか。
亡くなった人の財産を管理している場合は,相続人に引き継ぐことになります。また,債権者から債務の請求をされている場合には,債権者に対して,家庭裁判所で相続放棄の申述が受理されたことを連絡するのがよいかと思われます。
聴覚機能について [日常生活]
ガスヒートポンプ騒音測定の立会を通じて、耳は騒音測定能力を持つ機器と思うようになった。
室外機周辺での測定数値と自分の耳の感覚を比較することを通じて、55~75dbのレンジなら1db刻みでどの程度の値なのかわかるくらいになった。
もちろん、騒音被害を受けた場合、高価な騒音測定器にて測定、被害を測定結果に基づき評価、検討することは必要である。
若い頃、プラント全体のパトロール業務を2年間やった。いわゆる聴診棒を持ち、回転機器の軸受け等に当て音を聴く仕事だった。異常振動等発生していれば軸受けにてそれなりの異音が発生することは常識。
水道局の人は、住宅の水道メーター付近の配管に、携行している漏水検知器で配管の音とメーターの動きから漏水の有無を判断した。
水道の漏水対応で学んだこと [日常生活]
医者が職業柄習慣的に聴診器で肺の音を聴くのも同様の考え方から来ている。
聴診器と似たような設備診断用の聴診器具も商品化されている。
耳で確かめるという行為は、異常の有無を判断するうえでとても重要であることがわかる。
ちなみに、現場確認に来られたメーカー本社のエンジニアは、被害世帯玄関先一軒一軒、それぞれ1分くらい立って確認していた。数値とは違う何かを聴き分けるスキルがあるようだ。他に職人的な風貌の人が何人かいた。
まったく違う視点から、音楽評論家吉田秀和は、ドビッシーを耳で聴こえる感覚に従って作曲した最初の作曲家であるとしている。名著「名曲三〇〇選」から引用させていただく。
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ドビッシーについては、彼が音楽の印象派の始祖であるとかなんとかいろいろな歴史的・思潮的位置づけが行われている。そうして、こういう位置づけは、それを考えるものの考え方の正確さと厳密さに応じて、大いに意味がわるわけだけれども、私たちは、何よりもまず、彼が、音楽をまったく新しく自分の耳を通じてとらえたことから出発しなければなるまい。彼くらい、≪自分の音≫で書いた人はいなかった。彼は、一つの世界をつくりだした。それは、非常に独自的な敏感な感覚を通じて行われたのだが、実際には、感覚の革命以上のことだった。彼の提出した世界そのものの魅惑ばかりでなく、一人の音楽家が、それまでの伝統的な枠から自由にぬけだして、音の混沌から、新しく一つの世界を、描き出すことを示した、ということが、彼のあとの音楽全体に対して、はかりしれない発言となった。音楽は、ドビッシーの開けた窓を通じて、新しい大気をっ呼吸しはじめた。
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当時、ドビッシーはフランス音楽界の権威筋から、音楽的に異端であるとされたが、耳という感覚機器の視点でとらえると、合理的な作曲手法だったことになる。
耳とは、我々が日常思っているよりも正確な音響測定装置なのかもしれないと思いつつあるところである。
中国産コンブ・珍味のトリチウム問題はないのか? [日常生活]
スーパーの店頭で、中国産コンブを使ったコンブ巻き、いか燻製などの珍味が出回っている。
コンブ巻き、珍味は好物なので、今まで中国産だと気づかずに購入していたが、今後は中国産を原料としたこれらの商品は買わないつもりである。
さて、中国産の水産物ということで中国の原発から排出される高濃度のトリチウムが影響している可能性がある。
東電福島原発から排出される処理水の影響がないか、水産庁は調査。その結果、東京電力福島第1原子力発電所の周辺海域で採取した魚類に含まれる放射性物質のトリチウムの濃度が、検出下限値を下回っていたと発表したことを踏まえると、輸入されている中国産コンプ・珍味等の商品のトリチウム濃度がどうなっているか、是非政府に調べていただきたいと思っているところである。
トリチウム、魚類から検出されず 福島第1周辺で水産庁
イオン、トリチウム自主検査 ★2 [ばーど★]