表と裏のある国 デンマーク [国際情勢]
デンマークは、子供向けのブロックで有名なレゴの本社があり、デザインとおとぎの国として知られている。デザインに関しては、名作もののチェアで世界的に知られている。
「レゴ」の本社、外観はもちろん社内もすごい……
デンマークは幸福な国だとする本まで出ている。
本当に幸福なのかどうか。地理的にはドイツの北側に位置している。冬になると日没が早く、寒く、風が強い地域のような気がする。幸福な気分になれる気候とは思えない。
さて、幸福な国にしては、そうでない一面もある。
デンマークの知られざる闇。売春女性の半数は外国人の現実
こういう一面もあるので幸福な国であると考えるのかもしれない。
飾り窓地帯は、ハンブルクやアムステルダムにもある。国際港にはありがちなことだ。飾り窓地帯は、入り口の門がある。日本(私の出身地)の場合も同様。門の外側には、近隣人口のわりに広い建築面積の交番があった。
それだけではない。デンマークはイスラエルの諜報組織と密接な関係もあるようだ。
イランとデンマークの問題を作り出す上で、イスラエル諜報機関モサドが関与
デンマークに旅行される方は、旅行目的を何にするのか。よくよく考えるべきと思う。
私の場合は、敢えて旅行はせず、雑誌等でデザインに関する頁を眺めるだけにするつもりである。
親日ウクライナ言論人の正体 [国際情勢]
私は馬淵睦夫のようにプーチン礼賛派ではない。安倍政権時代のロシア外交は前のめり過ぎだったと思っている。
その視点から、在日ウクライナ言論人一派について思っていることを述べたい。
ロシアによるウクライナ侵攻前に、プーチン批判派のウクライナ支持派の在日ウクライナ言論人が少なくとも二人いる。ナザレンコ・アンドリー、グレンコ・アンドリーである。二人とも日本の改憲を積極的に支持、再軍備推奨しているため、日本の保守派からみれば信頼できそうな保守愛国の言論人と錯覚しそうなところがある。
実際、ナザレンコ・アンドリーは、ロシアによるウクライナ侵攻前から、軍備拡張や移民排除を日本に推奨、グレンコ・アンドリーはプーチンを憎みロシアを敵視するウクライナの愛国者を演じている。
二人に共通することは、ロシア敵視傾向にある。
ナザレンコ・アンドリー氏 講演「ウクライナ人から見た日本の安全保障と憲法改正」(2020.11.3)
ナザレンコ・アンドリー氏「維新の対応が疑問だ。丸山穂高氏は質問をしただけなのにロシアに謝罪し政党から追い出した。鈴木宗男氏はウクライナにも責任があると、侵略戦争に加担するような発言だ」/丸山穂高氏「ご指摘のとおり」
「日本はウクライナより危険」政治評論家ナザレンコ氏が警鐘鳴らすワケ…橋下徹氏ら “逃げろ” 論者に反論も
日本を滅ぼす「移民政策」の推進【ナザレンコ・アンドリー/連載第27回】
ウクライナ人から見たロシアの本質、プーチン大統領の正体——グレンコ・アンドリー
他国の言葉にすべて従う国は滅びるウクライナ人政治学者が日本人に伝えたい苦い教訓
日本人のプーチン妄想...「独裁者」を「英雄」にするプロパガンダ
残念ながら、ウクライナの実相は以下に書かれている。これは、現実に起きたことであり陰謀論ではない。歴史の世界なら陰謀論で誤魔化せても現実の世界はそうはならない。
【黒いウクライナ・前編】ウクライナのユダヤ系支配階級とネオナチの微妙な影
【特別報道!黒いウクライナ闇・中編】自己保身ゼレンスキーのロシア挑発と兵器開発~新型コロナ開発の噂も・・・
【総力特集!黒いウクライナ・後編】ウクライナ戦争でイスラエルとユダヤ人脈に莫大利益~仲介者のメリットとは・・・
最近のこととなるが、在日ウクライナ言論人をスパイ扱いした篠原常一郎が謝罪させられたことがあった。倉山満はグレンコ・アンドリーの言論界デビューの際の紹介者の役割を担った。
篠原氏のグレンコ氏への「スパイ」認定について
そういう経緯があることを知っている一人として、倉山満が「篠原常一郎謝罪の件」を満足そうに公表したのには理由があるのではないか。特に、自分と政治的に近い言論人がスパイと言われなぜ反応したかである。
在日ウクライナ言論人二人とも、ウクライナの現政権の正体について、積極的に言及してこなかった印象が強い。
一方で倉山満はユダヤ陰謀論を否定している。なぜ陰謀論を否定するのか。
学説上の必要からではなく、(自身の立場を含め)国家としてウクライナの正体を知られなくない動機があるのではないか。
彼らは、ウクライナを支配する勢力の正体を知っているだけでなく、その勢力を政治的に支援する役割を担っているのではないか。
ソ連崩壊後、ウクライナ政府が何をしてきたか、極東アジアでの軍事的な関与実態を積極的に語ることが、最初にすべきことのように思える。そのことに関してまったく語らず、プーチン批判意見しか発信しないのは、別の政治的思惑があると考えざるを得ないのである。
寄付で傭兵確保する時代 [国際情勢]
ウクライナは白人武装過激派の巣窟、武器の不正輸出国として知られている。
「ロシアの侵攻がなければOK」か――ウクライナがテロ輸出国になる脅威
海賊事件で浮かび上がる武器輸出大国、ウクライナ
実は武器輸出世界4位のウクライナ、高まる“核リスク”を検証する
中共の中古空母はウクライナが輸出、中国の軍拡の目玉である国産空母の建造技術、艦載機 J-15 の開発はウクライナの支援により実現したとされる。さらに、北朝鮮のミサイル技術はウクライナ製との疑惑がある。
ウクライナ混乱に中国は高みの見物
北朝鮮のICBMエンジンはウクライナ製? その真偽を検証する
ウクライナが中国に提供した空母関連技術(漢和の極秘情報を公開)
このような経緯を知ってか知らずか、とある保守系政治団体関係者がウクライナに義勇兵として参加を表明した。
この団体は、日韓断交の他に在日問題に特化した政治活動を続け、最終的にヘイト法を呼び込んだ。とある地域で今もヘイト騒動が続いている。日本第一主義を掲げて地方選挙に候補者を擁立しているが、議席獲得には至っていない。もはや議席獲得は不可能な状況にあるように見える。
日本第一主義を掲げる、この団体関係者がウクライナの戦闘に参加することは何を意味するか。
ウクライナと交戦中の国は、(日本第一主義を掲げているがゆえに)日本に軍事侵攻する口実が見つかったと思うのではないか。
既に在日ウクライナ大使館は「義勇兵」募集投稿を削除、外務省は「邦人保護の視点から募集をやめてほしいと事務レベルで伝えた、政府は、義勇兵参加を見合わせる様、説得中のようだ。
在日ウクライナ大使館、「義勇兵」募集の投稿削除 日本からの要請か
ロシア軍と戦う「義勇兵」募集に日本政府は困惑 希望者に見合わせ説得へ
政府として義勇兵参加を傍観した場合、ウクライナに残る邦人が人質となりやすいこと、戦闘行為に参加したことを根拠として軍事侵攻される事態を招きかねないことである。
義勇兵参加を表明した政治団体関係者は英雄気取りなのだろうが、迷惑するのは現地在留邦人である。現地在留邦人が義勇兵と勘違いされ捕虜となるか危害が及ぶ可能性があり、また、現行法で紛争地域での政府として邦人救出がままならないことが理解できないとすれば、この政党が選挙に候補者を出す価値があるのか、疑問に思う。
ちなみに、寄付金は、あのユ〇セフ協会のケースと同様、何度か中抜き?された後、傭兵の給与に充てられるような気がする。
それでも寄付すべきなのか。そもそも寄付すべきか。ソ連崩壊後の歴史的経緯を調べれば調べるほど、ウクライナ危機は最終的にこうなるべく仕組まれ、ロシアの軍事侵攻が起きたと考えざるを得ない。
その証拠にウクライナ政府は、大使館が日本で義勇兵の募集を行っただけでなく、対戦車砲の提供を要求した。
ウクライナは、地政学上の要所であることもあり、親ウクライナ、親ロどちらであっても白人過激派が集まり軍事紛争に発展しやすい場所のようである。
【速報】ロシア軍と戦う傭兵を絶賛募集中!「日給」23万円!月給だと約700万円!これは応募するしかない急げ!!
バカな下民に教えてやるw
ウクライナ、対戦車砲の提供要請 日本側「法的に難しい」と見送り
増える一方の移民 誰が手引きをしているのか? [国際情勢]
何気なく読んだメルマガにて、人口3000万人の国から日本に10万人もの人が出稼ぎに来ていると書いてあった。
いくら親日国でも人口3000万のうち、日本への出稼ぎ移民10万人は多すぎる。
親日国民であろうが、反日国民であろうが移民が増えることについて私は反対である。
そこそこ文化の違いがある中で、なぜネパール人が人口比でこんなに多いのか。誰かが手引きしているのではないか。
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和四年(2022)2月22日(火曜日)
通巻7227号
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親日国家ネパールで奇妙な暴動 政権は極左マオイストと左派の連立
米国の3億ドル援助の批准を巡って議会が紛糾
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2月20日、カトマンズで暴動が起きた。
警官隊が出動し、催涙ガスで鎮圧したが、彼らが掲げたのは「米国の3億ドル無償援助が問題だ」と言うのである。「反対」ではなく、問題というのは、ネパールの主権に拘わるからと主張している。
じつはアメリカの3億ドル援助は紐の付かない、無償援助でMCCプログラムと言い、2017年に決定している。ネパール議会の少数政党乱立による大混乱で、まだ批准がなされていないのである。
人口およそ3000万人。一人あたりのGDPは1200ドルそこそこで、山岳地方へ行くと貧困家庭が目立つ。山を越えると部族がことなり、政党政治というより部族政治の側面が強い内陸国家である。
ネパールが王制から民主選挙の下、民主主義体制に移行したが、投票結果はマオイスト、マルクスレーニン主義政党、人民党、社会党と少数乱立。なにしろ政党が25前後あり、このうちの23政党がマオイストか、もっと左。議席のない極左セクトが多い。
元国王は旧王宮にいるが、王制支持の保守は議会で少数に転落している。ならばマオイストは暴力革命を目指しているのか? というとそうでもないらしい。
カトマンズの町は中国人に溢れているが、最大援助国は米国、ついで旧宗主国の英国。三番目が日本だ。日本食レストラン、居酒屋は殆どが中国人となった。
ネパールの親日ぶりは、町を歩くとすぐに分かる。在留邦人は千名そこそこだが、日本に出稼ぎに来ているネパール人は十万人近い。
マオイスト国家なのに、ヒンズー教徒が圧倒的。ネパールの北西ルンビニでお釈迦様は誕生したが、仏教徒はすくない点でインドの宗教分布と似ている。
ネパールは独立後、インドの保護国というイメージだったが、反インド感情が強い。グルカ兵を国連に出しているので、「世界平和を維持している貢献国」と、カトマンズ空港の大看板がある。
現在のデウパ首相は、過去に四回首相を歴任しており、今回が五回目の首相就任で連立与党を引っ張る。来日歴が二回。ヨガの達人ともいう。
ならば現在の大混乱をヨガで乗り切れるか?
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「美しいが決して行ってはいけない国」の話 [国際情勢]
地球上にはいろんな国がある。人が荒らさなければ、薪のために木を切らなければ、戦争がなければ美しい国はいたるところにある。その中で、アフガニスタンがそうではないかと思うようになった。
中村哲医師が進めた運河の風景画像をみたことが最初のきっかけとなった。
中村哲さんとは誰?アフガニスタンの用水路で有名になった理由
100の診療所より1本の用水路を!医師「中村哲」の生涯
中村哲氏が命を狙われた原因は水路を引いた地域の水利権絡みだとされる。美しい国土はおいしい水があり実現するものだが、アフガニスタンは紛争が相次ぎ、水が革命のための資金源となったそうである。不幸が更なる不幸を生んだようだ。このままだと、いつまでも解決されることはない。
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山岳地にまで沙漠が広がるアフガニスタンでは、水が高く売れる。ところが、中村哲が運河などもどんどんひくので、沙漠が緑地になったりしているところもあって、この先、まだまだ水を引くといっていたので、水を売る商売ができなくなった人たちに襲撃された。しかも、革命派のなかにも水を売る人たちがいたため、彼らにとって水は革命のための資金源でもあった。彼らからしてみると、沙漠を緑地に変えられることで、資金源を断たれていた。加えて、ローカルのNGOたちが、地元であまり信用されなかったのに対して、中村哲医師は感謝され信用されていたため、その憾みもあった。
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試しに、「アフガニスタンの美」(谷岡清)を読んでみた。
人物特徴的には、アジア的な雰囲気をややスマートにしたものが目立つ。
16世紀の庭園が修復されたとの情報もある。もともとあった自然が素材として美しい国である証左と思う。
カブールに16世紀の庭園が復活、5億円かけ修復
アフガニスタンについて、忘れられないほど美しい場所、行ってははいけない国だとするサイトまである。
【行ってはいけない国】忘れられないほど美しい場所「アフガニスタン」
渡航者続出となりそうな地域ではあるようだ。
せめて見るだけに留めたい。
在アフガニスタン日本大使館は「退避してください。渡航は止めてください。」との危険情報を発出している。「目的のいかんを問わず渡航を止めてください。」と呼びかけている。(https://www.afg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)
人間が荒らさなければ、紛争がなければ、自然が保護されていれば、見渡す限りの草原一杯に花が咲く、アフガニスタンはそんな国であるような気がしてならないのである。