最近、聴きたい音楽CDが減ってきている。

明けても暮れてもモーツアルト一色となりつつある。そんな中、久しぶりに聴き比べしたい曲に出会ったので、その曲について紹介させていただく。



モーツアルトはウイーン時代に後世に残る傑作を残している。モーツアルトファンが愛してやまないピアノソナタ、ピアノ協奏曲、交響曲はこの時代のものに集中している。



さて、作曲年不明と言われるディヴェルティメント第17番は、ウイーン時代に作曲されたものと推定されている。

この曲は、6つの楽章で構成される比較的長い曲である。その中で、バレリーナによる優美な演技を連想させる第3楽章は、貴族趣味的なウイーン的な雰囲気で溢れている。



ベストな演奏は、どれか。


ウィーン室内合奏団のものではないかと思う。




テクニック的なことではなく、ウイーンという雰囲気を愛している様子が演奏を通じて伝わってくるからである。