ガーデニング歴25年、街路の花壇の管理歴数年の経験からわかっていることを纏めでみた。
①日陰となりやすい場所が確保できること
庭に植える場合と比較して、花壇の場合どうしても乾燥しやすい。
木陰がなければ、電柱の陰になる場所が最適。今年は暑かったが、電柱の陰に植えた宿根草はほったらかしでも生き延びた。日当たり良い場所は、水をやらないと枯れてしまう。
②宿根草はある程度の大きさの株である必要がある
株分けした直後の子株では心もとない。生育旺盛な大きさの株でないと花壇に向かない。そもそも小さい株では花が咲かない。
③水遣りしやすい場所であること
宿根草の場合、開花前はやや多めに水を与える必要がある。開花の時期に水分が不足するとその年は開花しないケースがある。特に、アスチルベ。
宿根草はほったらかしで生育可能なものが多いが、夏場、1カ月で50ミリ以下の雨量となった場合、水遣りする必要がある。降水量は、日別、月別、市町村別に気象庁のHPにて確認できる。
過去の気象データ ダウンロード
④宿根草は日当たり良い場所を好むものばかりとは限らない
宿根草の相当数が半日陰の環境を好む。明るい場所を好む宿根草は例外的と考えるべきだ。
アヤメ、シダルセア、スズラン、ラムズイヤー、ヘメロカリス、ミソハギあたりは日当たり良く、乾燥しやすい場所を苦手としない。これらは、他の宿根草と比較するとタフである。
・シダルセア
・ヘメロカリス
・ミソハギ
⑤特に乾燥が気になる場所には、宿根草ではなく球根を植える
水仙、チューリップ、ムスカリ、クロコスミアあたりは、ほったらかしでも問題ないが、クロコスミアは増えすぎる傾向があるので、間引きする必要がある。
・クロコスミア