試しに、フルトヴェングラー指揮のベートーベンやブラームスの交響曲が入ったボックスセットを買ってみた。




テンポ的にはゆったり、メロデイアスで有名な箇所について特段誇張する訳でなく、全般的にナチュラルな感じであった。



もっと堂々としているのかと思ったら違った。

フルトヴェングラーと比較すると、カラヤンはテンポ的に速く、「よりメロデイアスな誇張」がある。



どちらが良いと言うつもりはないが、心の癒しという点では、フルトヴェングラーの方が心安らぐような気がする。



病室で聴くとしたら、フルトヴェングラーの方を選ぶことになるだろう。



フルトヴェングラーと似たタイプの指揮者に、ジュリアーニがいる。ジュリアーニは歳を経るごとにテンポが遅くなったと言われている。

やや遅い、しかし遅くなってもそもそもの輪郭としての曲調は失われない。演奏スタイルに係わる評価は、こうなっている。


~~~~~~~~~~~

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8B

その演奏スタイルはきわめて精緻なスコアの読みから導き出されたもので、一音たりともおろそかにしない姿勢から紡ぎだされる音楽は、ドイツ的な構築性とイタリア的な流麗さを両立させた独自のスタイルであった。


~~~~~~~~~~


日常生活上は、ピアノ曲、ピアノ協奏曲を聴く機会が多いが、とりあえず、ブラームス、ベートーヴェン、シューベルト、モーツアルトの交響曲、有名な管弦楽曲は、ジュリーニ優先で揃えつつあるところである。




名指揮者;カルロ・マリア・ジュリーニの晩年の名演…ブラームス交響曲第4番ホ短調

https://blog.goo.ne.jp/coltrane3bali/e/d8bc3f4485530c362fe8f2f64adb1d3e